この連載の記事は、少し「厳しい」内容になっています。誰にとって厳しいのか?それは、我々施術家にとってです。最近、効果的な広告手法やマーケティングがもてはやされ、体の痛みやトラブルで悩んでいる患者さんのことをしっかり考えて臨床に携わる施術家が少なくなってきているように思います。
あなたが先生を選ぶとき、そのような先生にお願いしないようにしっかり役立てていただけるようなものが必要だと思いこの記事のコーナーを設けました。
次回の予約を取らない先生は良い先生か?
ホームページや店舗の案内に次回の予約は取りません、予約を取るかどうかはあなた自身が判断してくださいと書いているのを見かけることがありますが、それは本当に「患者さんの事を考えている」と言えるでしょうか?
本来、患者さんに対しては・・・
- 検査をする
- 検査の結果に基づいた施術計画を立てる。
- どれくらいの期間でどのくらいの状態になるかを説明。
- 回復が早い場合、再度検査をして期間を短縮する。
- よくなった後、ケアとして継続する(任意)
というようなステップで健康な状態に導いていかなければならないはずです。
また、それを行う先生は、ちゃんと学校で勉強して検査ができること、そして医学的問題(内科的、外科的問題など)があるかないかのチェックができることが必要です。また、これができるためには大学の医学部や健康科学部で勉強しなければなりません。
患者さんに予約を取るかどうかを決めてもらうという行為は、その患者さんに、良くなっているかどうかや今後の回復具合などを判断させてしまっているということになります。
我々はそのようなおこないは無責任だと考えます。
そのような施術者は一見親切なふりをして結局はお金という価値基準にとらわれてしまっているのではないでしょうか。
良くなるまでサポートし、二度と患者さんが痛みによって辛い思いや不自由な生活にならないように再発の予防につながることまでをしっかりおこなっていくことこそが本来の施術者のあり方ではないでしょうか。